社長コラム

合併白紙になって

Vol.60 2005年(平成17年)3月号

住民投票の結果を受けて、入間市との合併が白紙になりました。これは狭山市の住民にとっても新しい覚悟を決めたスタートであります。
市長にしても、市議会議員にしても、市の職員も、住民も一丸になって新しい都市造りを考えなければなりません。今のままでは将来破綻をせざるを得ない状況であることは明白です。

戦後ゼロから這い上がってきた日本国民の情熱をしてみれば現状を打開する方法は幾つもあります。精神的に堕落してしまった結果が現在の状況を招いてしまったものであり、原因を確かめ改善すれば経済的にも社会的にも必ず夢のある楽しい生活が待っているはずです。
狭山市は最近、人口が減少傾向にあります。活力が減退しています。考えてみれば当然の結果であります。昭和38年に狭山・川越工業団地が完成して本田技研 工業をはじめ多くの優秀な会社が入ってきました。昭和48年には狭山台団地が造成され住民が急増しました。その後つつじ野団地の造成や柏原ニュータウンが 完成して人口16万人の中核都市に発展しました。
しかし、狭山台団地、つつじ野団地の5階建て住宅にはエレベータも設置されていません。
当時30歳代の元気一杯であった住民も60歳を超えて定年を迎え、子どもたちは成人し多くは結婚して家を出ています。荷物を持って5階までの階段の毎日は かなりきつくなりました。設計者は人が永久に年を取らないと思っていたのか大変不思議です。分譲方式の場合は簡単に建替えることもできず、売却するにも驚 くような安さで意気消沈してしまいます。
合併白紙を機会に都市の再構築を考える必要があります。「エレベータのない高層住宅をなくす」などのテーマも一つの提案です。そのために西口駅前開発も 「官から民」へ発想の転換をして積極的に早期に進めることが重要です。ケーブルテレビはあらゆる課題を、住民の皆様に情報提供や情報公開する役割を担いま す。市長や議員の方々の意見発表の場としても利用して頂きたいと思います。みんなで住みよい狭山を築こうではありませんか。