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社長コラム

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広い視点で(Vol.269 2022年8月号)

2022年8月1日

 8月に入り夏本番の暑さになってきました。 コロナ禍も3年半が経過しましたが、なかなか収まらず、第7波は今までで新規感染者数の波が一番大きくなってしまっています。少し気の緩みも出てきてしまっているのかもしれませんが、感染防止対策は今までやってきたことを引き続き油断せずにやっていくだけですので、一人一人頑張っていきましょう。

 さて、話は大きく変わりますが、ソフトバンクの孫さんの講演を聞く機会がありました。 今の日本は国際競争力が落ちてきている。DX「デジタルトランスフォーメーション」が諸外国に比べて出遅れてしまっている。AI、ロボット、Iotが今後の発展の鍵を握っている。 日本を変えていかなくてはならない。ざっくりいうとこのような内容のお話しでした。
ずっと日本に暮らしていると、特に不便も感じず、安全で、暮らしやすく、とても良い国だと感じます。
5年前、コロナ禍前にフィリピンに視察に行く機会がありました。首都マニラは高層ビルが立ち並び、Grab(グラブ)という配車アプリが非常に便利で驚きました。しかし、道路の舗装はガタガタで、まだまだ発展途上であることを肌で実感すると共に、街には非常に活気が満ち溢れこれからもどんどん発展していくのだということが容易に想像できました。海外に行くと、日本との違いに気付き、日本はとても綺麗で、安全で本当に良い国だと実感すると共に、遅れている分野があることに気が付きます。
フィリピンは出稼ぎ労働者が非常に多く、昔は日本が人気でしたが、最近は、ドバイ、中国、オーストラリアの方が人気があるといいます。理由は賃金の差だそうです。 ニュース等でも良く目にするようになってきた通り、今の日本の給与水準は先進国の中では決して高い方ではなく、物価も安い方に入ってきています。
企業経営にも言えますが、今が良いからといって何も変えようとしなければ、時代の変化にすぐに取り残されてしまい衰退の道をたどってしまいます。

 現状に満足せず、広い視点を持って自分、自社、自国の立ち位置をしっかり把握し、これから何に力を入れていくのか、強みを伸ばしていくのか、弱みを克服するのかなどの戦略を考えていかなければなりません。 自社やこの地域、この国が、未来の社員や、市民、国民にとって、働きやすい環境になるか、暮らしやすい環境になるか、誇りを持てるようになるかは、今を生きる責任世代の私たちの責務だと考え、体と頭をしっかり使ってより良い未来へ貢献していければと思います。

カテゴリ:社長コラム
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